KPMGの2011年度グローバル総収入について

2012.1.20

監査、税務、アドバイザリーサービスを提供するプロフェッショナルファームのグローバルネットワークであるKPMG(本部:オランダ アムステルフェーン、会長:マイケル・J・アンドリュー)は、2011年9月30日を以って終了する事業年度において、メンバーファームの総収入が227億米ドルに達したことを発表しました。これは、昨年度から米ドルベースで10.1%増収、現地通貨ベースで6.2%の増収となります。

各地域における好業績は、全世界のKPMGメンバーファームによる高成長市場(金融サービス、ヘルスケア、政府、インフラ、エネルギー)への積極的投資と、マネジメントコンサルティングや税務サービスなどの需要が高いサービス分野における業務開拓の結果といえます。
KPMGインターナショナルのチェアマンであるマイケル・アンドリューは、「このような厳しい環境の中で二桁の成長を達成したことは、我々が正しい戦略に沿って活動していることを示している。また、経営基盤の強化と組織的な成長に注力したこと、戦略分野に対して共通の投資を行ったことが達成の要因としてあげられる。」と述べています。

KPMGは全てのサービスラインで高い業績をあげており、市場における競争と厳しいビジネス環境があったにもかかわらず、監査サービスの世界総収入は米ドルベースで5.8%の増加、現地通貨ベースで1.8%の増加の104.8億米ドルとなりました。税務サービスでは米ドルベースで13%増、現地通貨ベースで8.5%増の46.9億米ドルを達成。アドバイザリーサービスでは米ドルベースで14.8%、現地通貨ベースで11.2%増加し、75.4億米ドルを達成しました。
また、KPMGの全ての地域で増収となり、アジア太平洋地域では米ドルベースで16.6%、アメリカ地域では10.7%、欧州・中東・アフリカ・インド地域では7.7%と、それぞれ増加しています。これらの増収の多くは高成長市場からもたらされたものであり、現地通貨ベースでインドで25%、ブラジルで22%の伸びをみせています。なお、2011年10月に4大会計事務所初のアジアを拠点とするチェアマンとして就任した際、マイケル・アンドリューはKPMGの高成長市場に注力することを強調しています。

チーム編成と能力強化に対する投資

現地通貨ベースで12.9%増収となった中国においては、KPMGは現在41のメンバーファームが活動を行っているKPMGチャイナプラクティスと呼ばれるネットワークを支援するチームを組織しています。また、KPMGは、中国の4大海外M&A案件のうち3つの案件においてアドバイザリー業務を行っています。
KPMGではヘルスケア分野の強化のため、2012年末までに40名以上のパートナーの増強が見込まれる買収に向けた投資を実施しました。

専門的スキル、買収、クライアント向けツール

KPMGでは最先端の電子グローバル監査ツールであるeAudITに1億ドル以上の投資をし、2011年より各メンバーファームで導入開始しています。このeAudITツールによって全世界のKPMGのエンゲージメントチームは最適な会計監査や業界の知識を有し、あらゆる規模の企業に対して、最も効率的で高品質な監査を提供することが可能となります。
KPMGでは、多数のグローバル・センターオブエクセレンスを設立し、金融サービスのリスク・規制、不正防止・セキュリティ、防衛、保険、IFRS、ヘルスケア、イスラム金融、クラウドコンピューティングなどの専門スキルや知識を提供しています。
KPMGのマネジメントコンサルティング業務においては、2011年度に米ドルベースで29%(現地通貨ベースで24%)の増収となり、設立から6年で、合算ベースで20億米ドルの業務収入を達成しています。また、EquaTerra社の買収により、シェアードサービスとアウトソーシングアドバイザリー分野でKPMGは業界4位から首位に躍進しました。

持続的社会と人材育成への取り組み

グローバル・グリーン・イニシアティブの一環として、KPMGは過去3年間で職員1人あたりのCO2排出量を29%削減しました。2011年4月にはクライアントの効果的な持続的成長戦略を支援するために、KPMGは気候変動に関するグローバル・センターオブエクセレンスを設立しました。
2011年9月、グローバルな人材コンサルティング会社であるUniversumは、世界の学生たちが2年連続でKPMGをGoogleに次いで世界で2番目に“魅力的な”企業として選んだと発表しました。
このことは、KPMGの戦略方針と採用および教育に対する投資が結実したことを示しています。
2011年8月、KPMGは今後3年間で世界全体で75,000名の大卒生を採用する方針を発表しました。これは過去に比べ25%の採用増となっています。この採用計画はKPMGのグローバルな長期的成長戦略において重要な役割を担うことになります。

多様性とグローバル・コミュニティへの対応

KPMGは職場における多様性に対する取り組みにおいても評価を得ています。「Working Mother」誌は、米国のKPMGをベスト・カンパニー100のうちのトップ10企業に選びました。英国のKPMGは「The Times」誌が選ぶ女性にやさしい企業トップ50に、さらにカナダのKPMGは2011年の多様性に関する優良企業のひとつにそれぞれランキングされています。
KPMGは2011年に世界各国で起きたいくつかの自然災害に対し、迅速な支援活動を行いました。KPMGは全世界のメンバーファームに呼びかけを行った結果、東日本大震災に対し330万米ドル(約2億5千万円)の義捐金を拠出、その他東アフリカの干ばつ、ニュージーランド地震、トルコ地震、タイ大洪水などの災害に対しても、メンバーファームが主導して人的貢献や義捐金の提供を行いました。

KPMGインターナショナルについて

KPMGは、監査、税務、アドバイザリーサービスを提供するプロフェッショナルファームのグローバルネットワークです。世界152ヶ国のメンバーファームに145,000名のプロフェッショナルを擁し、サービスを提供しています。KPMGネットワークに属する独立した個々のメンバーファームは、スイスの組織体であるKPMG International Cooperative(“KPMG International”)に加盟しています。KPMGの各メンバーファームは法律上独立した別の組織体です。

上記に掲載の財務情報は、KPMGインターナショナルの各メンバーファームの情報を連結ではなく合算した情報であり、プレゼンテーションのみを目的に作成されたものです。KPMGインターナショナルは、クライアントに対してプロフェッショナルサービスを行っていません。

KPMGジャパンについて

KPMGジャパンは、KPMG Internationalの日本におけるメンバーファームの総称であり、監査、税務、アドバイザリーの3つの分野にわたる9つのプロフェッショナルファームによって構成されています。クライアントが抱える経営課題に対して、各分野のプロフェッショナルが専門的知識やスキルを活かして連携し、またKPMGのグローバルネットワークも活用しながら、価値あるサービスを提供しています。
日本におけるメンバーファームは以下のとおりです。
有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人、株式会社KPMG FAS、KPMGマネジメントコンサルティング株式会社、KPMGあずさサステナビリティ株式会社、KPMGヘルスケアジャパン株式会社、KPMG BRM 株式会社/KPMG社会保険労務士法人、株式会社KPMG BPA

KPMGメンバーファームの総収入

地域別収入(単位:億米ドル)
地域 2011年 2010年 米ドルベースの
成長率(%)
現地通貨ベースの
成長率(%)
アメリカ 70.5 63.7 10.7% 9.3%
アジア太平洋 40.0 34.3 16.6% 7.0%
欧州・中東・アフリカ 116.6 108.3 7.7% 4.1%
合 計 227.1 206.3 10.1% 6.2%
サービスライン別収入(単位:億米ドル)
サービスライン 2011年 2010年 米ドルベースの
成長率(%)
現地通貨ベースの
成長率(%)
監査 104.8 99.1 5.8% 1.8%
税務 46.9 41.5 13.0% 8.5%
アドバイザリー 75.4 65.7 14.8% 11.2%
合 計 227.1 206.3 10.1% 6.2%
KPMGメンバーファームの総人員数(単位:人)
2011年 2010年 増加率(%)
パートナー 8,150 7,921 2.9%
プロフェッショナル 110,730 105,147 5.3%
アドミニストレーション 25,797 24,767 4.2%
合 計 144,677 137,835 5.0%