MBO(目標管理制度)とは、個別またはグループ別に毎年その目標を設定し、年度末にその達成度を評価する評価制度です。個別に何を達成するかを明確にし、ある一定期間(通常1年)にどれだけ実績を上げたかを判定できることから、成果を重視する人事制度では中核的な存在と言えるでしょう。例えば、営業成績や開発成果など自ら目標を設定させ、難易度と達成度を掛け合わせたポイント制で評価し、これを個人の成果として給与や賞与に反映させるというものです。
MBO導入にあたっては、下記のようなメリットが考えられます。
MBO導入における目標設定に際しては以下の点に留意することが重要です。
目標管理制度は、目標設定の評価から評価面接まで、評価者と被評価者との密なコミュニケーションがベースになりますので、これまで年功序列制度のもとでの人事評価に比べて評価者にかなりの負担がかかることになります。そのため評価者が評価能力をつけないまま、いきなりMBOを導入すると逆に上司への不信感を煽る結果になり兼ねないリスクがあり、現状の評価者のレベルを見ながら段階的に導入を進めていく必要があると考えられます。
また、MBOは単純で繰り返しの多い作業や完結した結果が出にくい業務の社員には馴染まない制度と考えられていますので、管理職や専門職のみに導入する企業も多いのが実態です。