IBANとはInternational Bank Account Numberの略で、銀行口座の所在国、支店、口座番号を一意に特定するためのコードのことです。元々は欧州連合内での国際送金を円滑化するために開発、欧州銀行規格委員会によって採択された後、国際標準化機構(International Organization for Standardization、ISO)によって規格化されました。最近欧州における多くの金融機関への送金の際にはこのIBANコードやBICコード(ビジネスキーワード、「SWIFTコード」参照)情報が必須とされ、これらコード情報がない送金依頼については「特別な対応を要する取引」として別途手数料を請求される場合が多く、また入金が遅延したり、送金自体が実行されず返送される可能性もあるようです。
2007年時点、IBANは欧州の39か国で採用されています。コードは最大34文字のアルファベット・数字からなっており、構成は、最初の2文字はアルファベット2文字の国名コード(同じくISOで規格化されている)、次の2文字はチェックディジット(検査数字)、その後の部分は最大30文字で、国内の銀行口座番号であるBBAN、Basic Bank Account Numberと続きます。BBANの書式は国によって異なりますが、文字数は国ごとに決められています。よって、IBANコードの桁数や構成は国によって異なりますが、一つの国内では共通です。
例えばイギリス、ベルギー、フランスのIBANは以下のような構成になっています。
(チェックディジットは仮にxxとしています)
イギリス・・・22桁
書式: GBxx BBBB SSSS SSCC CCCC CC
GB=国名コード、B=銀行コード(英字)、S=ソートコード、C=口座番号
ベルギー・・・16桁
書式: BExx BBBC CCCC CCCC
BE=国名コード、B=銀行コード(英字)、C=口座番号
フランス・・・27桁
書式: FRxx BBBB BGGG GGCC CCCC CCCC CXX
FR=国名コード、G=支店コード、C=口座番号、X=チェックディジット
なお、正しいIBANコードとBICコードは、送金受取人の銀行でしか確認することができません。欧州向けの外国送金を行うにあたりIBANコードやBICコード情報が不明な場合には、送金受取人に予め両情報を確認のうえ送金手続を行ったほうが、送金を迅速に処理させ、かつ不要な割増手数料の発生を防ぐことができます。